深川らぼについて
ごあいさつ
江戸神輿は、単なる神事の道具ではなく、人々の祈りや誇り、
そして地域のつながりを表す象徴として、江戸の町で育まれてきました。
神田祭、山王祭、深川八幡祭といった格式ある祭礼の中で形を変えながらも、
その魂は現代にまでしっかりと受け継がれています。
神輿の形や担ぎ方、衣装には、それぞれの時代を生きた担ぎ手たちの知恵と
工夫が込められており、今もその文化は進化を続けています。
そして、そうした歴史を受け止めながら、現代の担ぎ手がより安全に、
快適に神輿と向き合えるように考えられているのが、深川らぼのものづくりです。
肩の負担を和らげるダボシャツや、高さを補うアジャスター、
荷物や動きを妨げない工夫の詰まったタスキかたバッグなど、どれも現場の声から生まれた製品です。
神輿を担ぐ人の減少が各地で心配されています。
新しい神輿の担ぎ手が望まれる中、少しでも気持ちよく新しい参加者が増え、
祭りに参加し続けられるように。
そんな思いで、深川らぼはこれからも神輿文化に寄り添っていきます。
代表・塩野忍の歩み
服飾デザインの基礎を築いた学生時代
桑沢デザイン研究所ドレスデザイン課で学び、服飾デザインの知識と技術を身につけました。
在学中に培った感性や物づくりへの姿勢は、現在の活動にも受け継がれています。
アパレル業界で積み重ねた経験
卒業後はアパレル会社のデザイナーとして長く勤務し、さまざまな製品づくりに携わりました。
素材選びや縫製など、細部にまで配慮する習慣はこの時期に養われたものです。
独立後の活動と視野の広がり
独立してからは、フリーのデザイナーとして婦人服のデザインを中心に活動。
多様な依頼に応える中で、デザインの幅や発想の自由度が広がりました。
深川らぼを立ち上げるきっかけ
自身も祭りが好きな事や関わる方々のお声やアイデアを形にしようと森下で製品づくりを始めた際、江東区のものづくり補助金に採択されたことや東京新聞での紹介が大きな後押しとなりました。この経験をきっかけに、祭りの現場に寄り添ったオリジナル商品の開発へと舵を切り、現在まで活動を続けています。森下で10年余り自営業として活動、その後合同会社にしたのは令和2年12月です。
商品開発ストーリー
]御神輿を担ぐのが大好きな人もいれば、痛みや不便で楽しみきれない人もいる。
「どうしたら、誰もがもっと気持ちよく担げるだろう?」
そんな想いから、深川らぼの製品づくりは始まりました。
ここでは、一つひとつの商品に込めた開発の裏側と、そこにある“担ぎ手の声”をご紹介します。
肩パッド付きダボシャツセット|きっかけは、“肩が痛いから御神輿が嫌い”という声でした。

御神輿が好きなのに、「肩が痛くて楽しめない」という人が多い。
その声を何とかしたいと考え、まず生まれたのが肩パッド付きダボシャツです。
祭りの熱気と一体感を損なわず、見た目も自然。
何度も試作を重ね、担いだ瞬間の“あの痛み”を和らげる形状と厚みを追求しました。
これが、深川らぼのものづくりの原点です。
特許第6083798号
神輿用肩アジャスター|小柄な担ぎ手も、同じ高さで楽しめるように。

次に寄せられたのは、「台棒に届かない」「肩が入らない」という声。
身体の大きさに関係なく、みんなが一緒に担げるように――。
そうして生まれたのが、神輿用肩アジャスターです。
わずかな高さ調整で、無理なく自然な姿勢で担げるよう設計。
“肩が合う”という喜びを、もっと多くの人に感じてもらいたい。
そんな想いが込められています。
特許第6288547号
神輿用タスキ型内着バッグ|「気づいたら巾着がない!」担ぎ手のリアルな声から。

御神輿を担いでいるときは、両手も体も自由にならない。
揉みくちゃにされて、ふと気づくと巾着がない…。
そんな経験をきっかけに開発されたのが、タスキ型内着バッグです。
半纏の内側にすっきり収まり、スマートに貴重品を携帯できる構造。
さらに、細い千代掛けで肩が痛くなる悩みも解消。
“安全に、そして快適に祭りを楽しむ”ためのアイデアです。
特許第6318318号
簡単締込みパンツ|ニッチでも、本気で「快適な担ぎ」を追求した一着。

最後に生まれたのが、パンツ型の締込み。
「他の祭りに行ったとき、着替えやトイレで気を使う」
「締めるのが面倒」「擦れて痛い」そんなリアルな悩みを解消するために考案しました。
見た目はしっかり“締込み風”、でも中身は快適。
誰でも簡単に着脱できて、どこでも安心して祭りを楽しめます。
深川らぼの中でも一番ニッチで、自由さと遊び心を詰め込んだ逸品です。
特許第6539804号
「担ぐ」ことを、もっと身近に。もっと楽しく。
深川らぼの製品は、担ぎ手の声とともに進化してきました。
これからも“現場のリアル”に寄り添い、
誰もが笑顔で御神輿を担げる未来を目指して、開発を続けていきます。
090-3540-9386